2015年 08月 19日
格差(?)があっても同じ席に座れる社会。
久々、ファミレスに長居した。
ずっと仕事をしていたのだが、
耳はときおり周りをチェック。
すると、隣に20代終わり頃と思われる青年実業家(もしくは営業)と、
インド人(大使館に出入りするくらいの金持ち層)がやってきた。
青年はひたすらインド人男性に
「これからはインドだ」「将来的にインドで仕事をしたい」
という話をしている。
年間1億を生み出すといいだした。
インド人は怪訝な口調で聞き返している。
そりゃそうだろ。
資料を出すわけでもなく、
全部口頭だぞ、この男。
なんか、言葉がふわっふわしてるなあ。
しかも、ノートの切れ端に
これからの売り上げシミュレーション?を書き始めた。
「最初は月間100万とかのレベルで、この年には年間一億で」
えーーーっと……
なんだ、それ。
根拠どこ? あやしいぞ。
インド人男性も「おいおい」という口調で
質問をくりだす。当然だ。
さらには
「僕以外にも、世界中をかけまわってる●●という人がいて」
「この人は、実際にこういうふうに成功した実績があるんです」
「今度紹介します」
なんだろう。
少なくともインド人男性は
地に足がついた言葉を吐いていたのだけど、
とにかく、青年の言葉がふわっふわすぎてビックリした。
隣できいてて、ふわっふわって感じるって
どうなんだろうね。
その後の展開が知りたい。
★
そんな彼らが去った後。
★
何百万、億という金額の話をしていたそのテーブルにやってきたのは、
20代半ばのアルバイト集団。
そのなかのひとりが言い出した。
「財布わすれた。財布にも何百円しかない」
仲間はあきれた声で
「おまえ、たかる気だろ。いつもそうだな」
急に価格感が小さくなったぞ。
そのあとはひたすらバイトの愚痴とネタ。
「それ、職業病だよ。ハハハ」
「あの人、まじありえねー」
などなど。
億の世界も、
数百円の世界も、
同じテーブルにつくことができる日本のファミレスって
なんというか。
懐が深いね。
と思いながら、
どちらかと言えば数百円の世界にいる私は
帰路についたとさ。
おしまい。
by kitikitinikki
| 2015-08-19 00:26
| 出来事