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きち日記

kitiniki.exblog.jp

ただの日記。ただの日常。平凡万歳。

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格差(?)があっても同じ席に座れる社会。

久々、ファミレスに長居した。

ずっと仕事をしていたのだが、
耳はときおり周りをチェック。

すると、隣に20代終わり頃と思われる青年実業家(もしくは営業)と、
インド人(大使館に出入りするくらいの金持ち層)がやってきた。

青年はひたすらインド人男性に
「これからはインドだ」「将来的にインドで仕事をしたい」
という話をしている。

年間1億を生み出すといいだした。
インド人は怪訝な口調で聞き返している。
そりゃそうだろ。
資料を出すわけでもなく、
全部口頭だぞ、この男。
なんか、言葉がふわっふわしてるなあ。

しかも、ノートの切れ端に
これからの売り上げシミュレーション?を書き始めた。

「最初は月間100万とかのレベルで、この年には年間一億で」

えーーーっと……
なんだ、それ。
根拠どこ? あやしいぞ。
インド人男性も「おいおい」という口調で
質問をくりだす。当然だ。

さらには
「僕以外にも、世界中をかけまわってる●●という人がいて」
「この人は、実際にこういうふうに成功した実績があるんです」
「今度紹介します」

なんだろう。
少なくともインド人男性は
地に足がついた言葉を吐いていたのだけど、
とにかく、青年の言葉がふわっふわすぎてビックリした。

隣できいてて、ふわっふわって感じるって
どうなんだろうね。
その後の展開が知りたい。


そんな彼らが去った後。


何百万、億という金額の話をしていたそのテーブルにやってきたのは、
20代半ばのアルバイト集団。

そのなかのひとりが言い出した。

「財布わすれた。財布にも何百円しかない」

仲間はあきれた声で

「おまえ、たかる気だろ。いつもそうだな」

急に価格感が小さくなったぞ。
そのあとはひたすらバイトの愚痴とネタ。

「それ、職業病だよ。ハハハ」
「あの人、まじありえねー」

などなど。

億の世界も、
数百円の世界も、
同じテーブルにつくことができる日本のファミレスって

なんというか。

懐が深いね。

と思いながら、
どちらかと言えば数百円の世界にいる私は
帰路についたとさ。

おしまい。

by kitikitinikki | 2015-08-19 00:26 | 出来事

by ミノキティ